雰囲気だけじゃない”本当の住み心地 ―**
一度住んでみたいと憧れる人も多い「デザイナーズ賃貸」。
打ちっぱなしのコンクリート、開放的な大きな窓、他にはない独特の間取り——
確かにおしゃれで、写真映えも抜群です。
しかし、「デザイナーズ=住みやすい」とは限りません。
見た目に惹かれて入居したものの、暮らし始めてから不便さが見えてくるケースも少なくありません。
ここでは、デザイナーズ物件のメリットとデメリットを実体験ベースの“リアル”な視点で解

■ デザイナーズ物件のメリット
1. “唯一無二のデザイン”で生活そのものが楽しくなる
建築家がこだわりを持って設計しているため、間取りや外観・内装に個性があります。
「帰るたびに気分が上がる」「住むこと自体が価値」という感覚は、一般的な賃貸では得にくい魅力です。
2. 採光や空間の見せ方が上手で広く感じる
大きな窓や吹き抜け、天井の高さを工夫している物件が多く、実際の専有面積以上に広く感じます。
ワンルームでも開放感があり、日当たりの良さにこだわった設計も多数。
3. セキュリティや設備が比較的充実している傾向
オートロックや宅配ボックス、広めの玄関など、暮らしやすさも考えられていることが多いです。
築浅や新築が多いため、全体的に設備は新しい傾向があります。
4. 友人を呼ぶと喜ばれやすい
個性的な空間は「人を呼びたくなる部屋」。
来客時に褒められやすく、趣味・仕事で撮影する人にも人気があります。
■ デザイナーズ物件のデメリット
1. コンクリート打ちっぱなしは“見た目以上に寒い・結露しやすい”
特に鉄筋コンクリート(RC)の打ちっぱなしは断熱性が低く、
冬は冷えやすく、窓や壁に結露が発生しやすいという声が多いポイント。
暖房費が想像以上にかかることもあります。
2. 収納が少ない・扉がないなど、“住む側への配慮不足”も多い
デザイン性を優先するあまり、
- クローゼットが極端に少ない
- キッチンの収納がない
- 洗面所に扉がない
- 間仕切りがガラスで落ち着かない
など、生活動線に不便さが出るケースがよくあります。
写真ではおしゃれでも、住むと「収納家具だらけで結局ごちゃごちゃ」なんてことも。
3. 間取りがクセ強めで、家具配置が難しい
斜めの壁、柱の位置、部屋の形が独特なため、
ベッドやソファを配置しにくいという悩みもよく聞かれます。
4. 家賃が相場より高め
同エリア・同間取りと比べると、デザイナーズは1〜3万円ほど高くなる傾向があります。
ブランド的な価値が含まれるため、純粋な「コスパ」目的の人には不向きです。
5. 退去時の費用が高くなることも
打ちっぱなしの壁は補修費が高くつき、生活傷でも補修が必要となる場合があります。
普通のクロスと比べると、原状回復費用が高くなることがある点は注意。
■ デザイナーズ物件はどんな人に向いている?
◎ 向いている人
- 住まいのデザイン性を重要視したい
- “空間そのもの”を楽しみたい
- 収納は少なくてもミニマルに暮らせる
- 写真撮影・クリエイティブな作業が多い
✕ 向かない人
- 収納が多くないと不安
- 冬の寒さが苦手(特にコンクリ打ちっぱなし)
- 家賃は抑えたい
- 家具の配置に自由度が欲しい
■ まとめ:見た目に惹かれたら“住み心地のリアル”も要チェック
デザイナーズ物件は、
“住む場所そのものに価値を感じたい人”には非常に魅力的です。
ただし、
「かっこいいけど生活しづらい」
「おしゃれだけど寒い」
と感じるケースが多いのも事実。
住んでから後悔しないためには、
- 収納量
- 冬の断熱性
- 家具の配置のしやすさ
- キッチン・水回りの使い勝手
など、“生活する視点”でのチェックが欠かせません。
おしゃれと住みやすさのバランスをしっかり見極めながら、あなたに合ったデザイナーズ物件を選んでみてください。







